コラム

インフレに資産価値目減り 

※2024.9.7 更新


ここ数年インフレが続いており、食料品、電気、ガス、サービス等、様々なモノが値上がりしています。

一方、銀行、郵便局の金利は依然としてほぼゼロ%に近い状態です。また、賃金の上昇はまだまだ物価上昇には追い付いていないのではないでしょうか。お金は増えずお給料もなかなか上がらない中、物価だけは上がっていく状態です。

インフレで受ける影響を図に示してみます。仮に1000万円を銀行に置いておき、毎年1.0%づつ物価が上昇した場合、20年後にも通帳には1000万円と書いてありますが、実質現在の820万円の価値の物やサービスとしか交換できなくなります。毎年2.0%づつ物価上昇した場合はお金の価値は実質673万円に目減りしてしまいます。

1970年から2019年の平均物価上昇率は年約2.5%です。あまり深く考えずにお金を銀行や郵便局だけに置いておくと、20年で価値が2~3割蒸発してしまう時代です。
インフレにより手持の資産がどんどん目減りすることを防ぐ為にも、お金の置き場所を考えることはとても重要です。